L'ECHOPPEが見たアメリカ(写真多め、かなり長い)

2018年1月8日

いつもならヨーロッパに向かう頃、私はロサンゼルスに向かっていた。

いつかはPITTI UOMOを攻略したいという気持ちもあり、ギリギリまで悩みに悩んだ末、最初の行き先をアメリカに決めた。

 

旅程は、アメリカ経由→ヨーロッパ。

通常の流れとは全くの逆パターンで挑んだ。

流れに逆らうことで何かを生み出したい、そんな思いが強かった。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103326j:plain

いよいよ27日間、世界一周の旅が始まる。

出張前はギリギリまで仕事に追われてしまい、出張に行く実感が湧かないまま旅支度をし空港に向かう。

日本円を4種類の外貨に両替する瞬間に「ああ、世界一周するんだな...」って、ぼんやりとしながらも沸々と緊張感が高まってくる。

 

とはいえ、これから飛行機での長旅が始まるので、リラックスして搭乗口に向かう。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103336j:plain

空港の中はもはや外国。

AKIHABARAの書体もどこかアジアンチックで異国情緒すら感じてしまう。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103346j:plain

8年ぶりぐらいのロサンゼルス。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103433j:plain

年間を通して過ごしやすく、ほとんど雨が降らないと言われるロサンゼルスだけど到着した瞬間から雨。。。

太陽の日差しを浴びながら、買い付けのイメージを膨らませていこうと思っていたのに大誤算。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103443j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809103406j:plain

みんな大好きIn-N-Out Burgerも、雨の陽気で寂しげに撮れてしまう。。。

 

ちなみに、私はこの方のファンで、彼のインスタグラムがアップされるたびにIn-N-Out Burger食べたい!ってなってしまう。

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103424j:plain

次回はロサンゼルスのお土産を沢山買ってこよう。

結構いいのがあるんだけど、今回はアポイントに追われてしまい仕入れる余裕なし。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103415j:plain

ロサンゼルスの人々のファッションはホント様々で、みなさん素敵です。 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103645j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809103708j:plain

SAINT RITA PARLORのニールとも再会を果たし、POP UPも無事終了(完)。

 

kaneko.blog.houyhnhnm.jp

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103716j:plain

束の間の晴れ間に虹がでる。

そんな些細なことにも喜びを感じてしまうほど雨続きだった。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103726j:plain

こちらは今度ご紹介しますが、世界で一番カッコいい(個人的に)スニーカーを作っている人たちとの出会いもありました。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103736j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809103804j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809103813j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809103831j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809180443j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809103822j:plain

Ready Objectsへ

 

多才なMatthew氏の取扱品目は多い。

Jewelry, metal, leather, accessories, furniture, interiors etc...

様々なものを扱うが故に発想の方法もかなり独特だ。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103840j:plain

普通では考えられないボリュームのシルバーリング。

もはやオブジェともいえる彼ならではの作品。

さすがに今回は遠慮したが、改めて見るとかなりカッコいい。

次は仕入れよう。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103849j:plain

今回私が選んだのはこちらのバングル。

シルバーの丸棒を手首に沿うようにハンマーで叩いて作り上げるもの。

中空ではないシルバーの塊なので重量感は満点。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105041j:plain

こちらは銅を主原料とした材質で、シルバーとはまた違った存在感を放ちます。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105023j:plain

サイズに関しては、大中小で大体のサイズを指定し、曲がり具合などは成り行きに任せることにした。

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809103859j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809103909j:plain

ロサンゼルスを縦横無尽に走り回り、OUTDOOR PRODUCTSのUSA工場にも潜入。

現地でひらめきもあり、いよいよ新型の登場です。

年末のリリースを目指して鋭意準備中。

 

 

 f:id:hynm_kaneko:20180809110104j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105200j:plain

Crescioniへ

 

アメリカ西部の伝統的な技術と精神を受け継ぎながらも、とても洗練された雰囲気に落とし込まれたコレクションは、やはり女性ならではなのかもしれない。

男性目線で見ると、より新鮮で魅力的に映る。

女性に向けたデザインが多い中、男性向けにチョイスしてきました。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105210j:plain

早速私も購入。

 

f:id:hynm_kaneko:20180810013409j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810013406j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810013402j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810013358j:image

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809180511j:plain

憧れのサイクルショップ【Golden Saddle Cyclery】を訪問。

ご厚意でTシャツを卸ししてもらう。

もうほぼ完売状態。

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809180501j:plain

仕入れには繋がらなかったけど、柔らかい肌触りの生地が好きな彼。

綿ポリのワークシャツをもスーパーソフトに仕上げる魔法を持っている。

謎のこだわりだけど、とことん追求する姿勢には圧倒されて買い付けそうになったけど、我に返り冷静に見送ることにした。

次回に期待。

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809180522j:plain

ほぼアトリエ訪問に費やしたロサンゼルス。

世界のファッションやトレンドなどとは全く無縁の場所で生み出される、その土地に根ざしたクリエーションに魅了されっぱなしの3日間でした。

ロサンゼルスローカルは熱い。

 

 

そして今回のアメリカツアーの大本命のデンバーへ移動。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105220j:plain

念願のウエスタンショーへ(涙)。

エントランスでいきなりカウボーイらしき人達に囲まれ、本場の雰囲気に俄然テンションが上がる!

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105231j:plain

来場者のカスタマイズされたルイヴィトンも西部の匂いがプンプンする。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105241j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105252j:plain

入ってすぐに、思っていた以上にカウボーイのためのトレードショーである事がわかった。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809225315j:image

この日のために履いてきたといっても過言ではないRios of Mercedesのカウボーイブーツ

Riosのオーダーの際は絶対に履いていくと決めていた。

やっとその時が来た。

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105302j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105314j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105336j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105356j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105407j:plain

カウボーイブーツの最高峰メーカーRios of Mercedesのブースへ!

 

会場内には無数のカウボーイブーツが並んでいるが、Rios of Mercedesは圧倒的に質感がよく、カッコ良さも際立っており、なんと言っても履き心地がズバ抜けて良い。

 

しかし、本家本元は日本で見るよりもメチャクチャ派手なものが多く、カウボーイの中でのトレンドでもあるスクエアトウばかりで、いわゆるトウが尖ったカウボーイブーツは完全にトレンド外で、探すのが難しいほどバリエーションが少なかった。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809230125j:image

ブースで、ずっと吟味してるとスクエアトウも中々カッコよく見えてきて、その要素を取り入れたくなってくる。

その中でもこのウイングチップは秀逸で、ドレスシューズのように履きこなしたい。

トウはアッパーの先が前にせり出したサメの頭のようなフォルム、これもカウボーイブーツらしさの満点のディテールでウイングチップとの妙なマッチングも気に入って即ピックアップ。


f:id:hynm_kaneko:20180809230133j:image

正統派なカウボーイスタイルもラインナップには加えたい。

いくつかある木型の中から慎重に選んでいく。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809231722j:image

エキゾチックレザーも欠かせない。

そこはやはり定番のオーストリッチをチョイス。

トウはGeorge Cleverleyのチゼルトウを彷彿とさせる木型を見つけ一目惚れ。


f:id:hynm_kaneko:20180809230129j:image
f:id:hynm_kaneko:20180809230136j:image

木型やヒールのフォルム、トップのデザインなど、細かく設定していく。

これがなかなか難しい作業。

革の色はすべてブラックと決めている。

 

そして上がって来たのがコチラ。

f:id:hynm_kaneko:20180809232438j:image
f:id:hynm_kaneko:20180809232432j:image

f:id:hynm_kaneko:20180809232602j:image
f:id:hynm_kaneko:20180809232557j:image

どれも文句なしの仕上がり。

ほぼ想像のみで量産に入るので、かなりビクビクしていたけど、あまりにも想像通りすぎて拍子抜けしてしまった。。。

 

まるでドレスシューズのように正装感のあるブラックのカウボーイブーツ

スーツにサラッと合わせたりもしてみたい。

夢が広がりすぎて困る、、、

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105418j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105428j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105436j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105445j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105455j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105503j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105513j:plain

同会場で久しぶりに出くわしたのがSchaefer Ranchwear。

 

カウボーイの定番ワークウェアだ。

ロングコート(ダスターコート)でも馬に乗れるように考えられた深めのセンターベントや過酷な作業にも耐えうる11ozのキャンバス生地、ウエスタンヨークのディテールもカウボーイ向けならでは。

実は15年ぐらい前に扱った事があって、今の今まで忘れかけていたブランド。

こうして本場で再発見できたのは本当に喜ばしい。

若い方達にはこのデザインが新鮮に映るだろう。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105523j:plain

お世辞にもカッコいいとは言えない展示会場。

でもそこがいい。

 

その他には

f:id:hynm_kaneko:20180809234911j:image

エスタンシャツの老舗Rockmount Ranch Wearへ。

 

頑固一徹二代目オーナーとの戦い。。。

別注シャツ1型、9月初旬頃には入荷か?

またお知らせします。

 

 

夜には近場で行われてるカウボーイのショーを観に。

f:id:hynm_kaneko:20180809235439j:image
f:id:hynm_kaneko:20180809235447j:image
f:id:hynm_kaneko:20180809235455j:image
f:id:hynm_kaneko:20180809235451j:image
f:id:hynm_kaneko:20180809235443j:image

これほど興奮するものだとは思いよらず「僕もカウボーイになりたい!」なんて年甲斐もなく思ってしまうほどカッコ良さを見せつけられました。

デンバーにお越しの際は是非観て欲しいです。

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105533j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105543j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105553j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105603j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105613j:plain

最終日は飛行機搭乗まで時間があったので、現物仕入れを兼ねてスリフトショップ巡りと近場のお山へ。

Ready objectsのバングルの撮影もしてみた。

ほぼデザインされていないアクセサリーは自然とも調和しやたら馴染む。

人間という自然の物体とも親和性が高いに決まっている。

なんてことを思いつつデンバーを後にした。

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105621j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105630j:plain

いよいよアメリカの最終目的地ニューヨークへ向かう。

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105639j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105648j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105658j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105708j:plain

ニューヨークは超ショートステイ

着いて二日目にはフィラデルフィアへレンタカーで日帰りの移動、、、かなりキツイスケジュール。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105717j:plain

フィラデルフィアへの訪問は2回目。

 

 

フィラデルフィアのファッションは独自の文化を築いているように見える。

トレンドというわけではなく、ヴィンテージと新しいモノを当たり前のようにミックスして展開するお店が多く、それもオーナーの世界観がシッカリと表現されていて、どこも雑多な感じではあるんだけど、そのお店ならではのコーディネートが浮かび上がってくるぐらい構築されているのが印象的だ。

 

f:id:hynm_kaneko:20180810001000j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810000951j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810000956j:image

中でもVestigeという、こちらのお店はフィラデルフィアファッションを象徴するお店でミックス感が超越している。

機会があれば是非店頭で味わってもらいたい。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105728j:plain

ちなみに今回の訪問先は、そのVestigeとも親交が深く一部商品も提供しているというRiverside Tool & Dye。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105748j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105757j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105817j:plain

見ての通りヴィンテージに染めを施したコレクションを展開するブランドだ。

日本の染色技術を学び、独自の感性でひとつひとつ丁寧に1人の職人の手で染め上げていく。

激しくも女性ならではの優しい風合いは、いわゆる一般的なタイダイとは一線を画す。

良質なビンテージが用意できるのも、ここの強み。

日本での展開は今回が初めてとなる。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105854j:plain

f:id:hynm_kaneko:20180809105915j:plain

帰路に立つ前にフィラデルフィアソウルフード「チーズステーキ」を食しニューヨークへ戻る。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105924j:plain

そろそろマンハッタンでの運転にも慣れてきた。

 

f:id:hynm_kaneko:20180809105934j:plain

その後、ニューヨークではNEAT西野氏と合流し、NEAT USAプロジェクトをスタートさせたりしつつ、今回ご紹介する最後のブランドVestmentへ向かう。

 

f:id:hynm_kaneko:20180810004301j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810004311j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810004315j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810004318j:image
せっかくなので西野氏もバイイングに同行し、モデルデビューもしてもらった。

 

Vestment =祭服

祭服をコンセプトを持つVestmentは、着物的なローブをメインに展開していた。

伸縮性のあるジャージ素材は、モノトーンで構成された規則的な柄が特徴で、和な着物ローブが洋なローブへと生まれ変わっている。

西野氏のようにアメカジスタイルに合わせても、なんとなく似合ってしまう不思議な力を持つ服。

きっとどのような格好もフワッと包み込んで馴染んでしまうに違いない。

Vestmentも日本初上陸となります。

 

 

f:id:hynm_kaneko:20180809110035j:plain

ニューヨーク最後の大物もまだ控えているのですが、また別の機会にご紹介したいと思います。

 

 

番外編(代理店を経由して仕入れたもの達)

f:id:hynm_kaneko:20180810010752j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810010748j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810010744j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810010741j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810010737j:image
f:id:hynm_kaneko:20180810010756j:image

これほど作り手の味わいが前面に押し出されたシューズも珍しい。

アメリカを代表するブーツメーカー「WHITES」出身の伝説の職人クルーズ氏が独立して立ち上げたブーツメーカーがこの「Grizzly Boots」だ。

ウェルトのステッチの細やかさや、履きこんでいくと足型に馴染んでいく天然革のフットベッド、そして抜群の履き心地には、みなさん驚かれると思います。
ただの質実剛健なブーツには戻れなくなる感覚。

但し、かなりのご高齢により目が悪く、ステッチのムラが年々増しているとの事(それもご愛嬌)。

そろそろ靴作りも難しくなってきたかなと言われる昨今、手に入れるなら今のうちかも知れません。

 

 

 

さて、アメリカを西から東へ一気に駆け巡って来ましたが、どれもこれも我々が生きていく上で必要であるかというと必要ではないものばかりだし、わざわざ日本で紹介する意味なんてないのかも知れないけれど、世界のどこかで生み出された小さな一欠片が、私たちの暮らしに潤いや感動を与えてくれるかもしれないと感じ、買い付けてきたモノばかりです。

 

今お持ちのワードローブのスパイスに成り得るか?

タンスの肥やしが蘇るキッカケを作れるか?

 

【L'echoppe America】

8/10より開催。

と共に18AWが本格的にスタートします。

 

是非ご来店をお待ちしております。

 

 

■L'ECHOPPE
■住所 〒107-0062 東京都港区南青山3-17-3 
■電話 03-5413-4714 
■営業時間 11:00~20:00 
■定休日 なし